PEOPLE
04
佐藤 翼
国内旅行事業
JALと楽天社協業のDPで、
お客さまに選ばれる企画商品を開発
SATOH
DEPARTMENT
JAL楽パック事業室
国内グループ
YEAR OF ENTRY
2020年
BIRTH PLACE
千葉県
GRADUATION
文学部 史学科 卒
MY FREE TIME
映画鑑賞、カフェ巡り、旅行、散歩
INTRODUCE MYSELF
「翼」という名前は、母が飛行機好きであることが由来しています。幼少期から世界各国の文化や歴史が好きで、大学は史学科に。主に近世史を研究していました。そうした影響からか、洋画が好きで休日によく観ています。ジャンルは問わないのですが、「ショーシャンクの空に」は最も好きな作品の一つです。
CAREER PATH
- 2020年 ~
JALスカイ 羽田事業所
空港オペレーション国際部(出向) - 2022年 ~
現職
入社動機は?
ジャルパックの利用体験が
決め手に
就職活動を機に自己分析をしてみると、私は幼少期から世界各国の歴史や文化に触れることが好きで、家族で海外旅行に行く際も「異文化体験をする」という意識を持っていたことを思い出しました。大学では西洋近世史を専攻していたこともあり、将来「旅のプロ」になるのであれば、自分が学んだことを活かせるのではないかと思い、旅行業界を志望するようになりました。
ジャルパックはJALの飛行機を最大のリソースとして、お客さまに付加価値の高いサービスを届けることができるため、非常に魅力的でした。特に決め手となったのは、家族旅行でジャルパックを利用しハワイに行ったときの体験です。台風の影響を受け、旅行先で飛行機が欠航になってしまい困っていたところ、ジャルパックの社員に迅速に対応してもらい、事なきを得ました。そうしたこともあって、私もジャルパックでお客さまに安全・安心で快適な旅をご提案したいと思い、入社を決意しました。
仕事内容
3社連携で、存在感のある
サービスをつくる
JAL楽パック事業室では、JALグループの持つ航空機と、楽天トラベルが契約する多数の宿泊施設を、オンライン上で自由に組み合わせることが可能なダイナミックパッケージ(DP)商品「JAL楽パック」を提供しています。中でも私は、国内旅行商品の企画・販促を担当しております。具体的には、DP商品の市場価格を把握し、RPA(※)ツールを活用して価格の調整を実施したり、クーポンを発行して集客の施策を行ったりしています。刻一刻と変化する旅行業界において、お客さまの予約需要を取り込むためには、日々最適な価格を見極め、提示していくことが求められます。
またジャルパックのDP商品は豊富なラインナップが揃っており、長年お客さまに安全・安心を届けてきましたが、現在の旅行業界で存在感を高めていくためには、さらなる改善が必要になります。日本航空と当社、そして楽天社の3社に利益をもたらすことができるよう連携を取りながら、お客さまに選んでいただくための施策を企画し、実行に移しています。
※1 RPA 「Robotic Process Automation/ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略語。人手を介して行うデスクワークなどの定型業務を、PC上のソフトウェア型ロボットに代行させ自動化する概念。
仕事の醍醐味
困難の先に生みだした自分の企画が、
お客さまに選ばれたときの喜び
会社の売上にもつながるため、責任の大きな仕事ですが、私が立案した企画がオンライン上で販売されることは大きな喜びでもあります。まずはマーケットを分析し、その時期に応じて、最もお客さまが求めている旅行商品は何かを考えるところからスタートし、集客のための数値分析を行い、企画内容を詰めていきます。その後に当社や日本航空、楽天社とも協議を進めていき、企画が承認されれば、最適な宣伝方法を考え、ランディングページの作成などに落とし込んでいきます。
常に新規性のある企画を世の中に出し続けるためには、止まることなくPDCA(Plan計画、Do実行、Check評価、Action改善)サイクルを回し、関係各所との調整を進める必要があります。困難な道のりですが、それを乗り越えた先で、自分の旅行商品がインターネット上にアップされると、とても誇らしい気持ちになります。数ある旅行予約サイトの中から、私の商品を予約してくださるお客さまがいらっしゃると、次も選んでいただけるように頑張ろうというモチベーションになっています。
仕事の学び方と
求められる資質
苦手なことにも
ポジティブに向き合う
どんな物事に対しても「前向きな姿勢」が重要ではないかと思います。またその仕事が「好き」という気持ちも大切ですね。私は幼少期から旅行が好きで、さまざまな地域・国に関する知識は持っていましたが、一方でマーケティングや集客の分析といった、数学的要素が含まれる分野には苦手意識があり、現在の部署に赴任する際も不安がありました。しかしながら、そうした業務に対して壁を作るのではなく、「自分が大好きな旅行を数値的観点から学ぶことができる機会」と捉え、前向きに取り組んでいると、不思議と苦手意識が薄れていきました。
スキル的にはまだまだ足りないこともありますが、資格を取得したり、社内には分析に長けた先輩方も多くおり積極的に相談をしたり、「実はこのような分析ツールを作ってみたんです!」といった具合に話しかけて会話を楽しむなど、ポジティブに向き合うことができています。これはジャルパックの仕事に限った話ではなく、さまざまな業界・職種の仕事にも当てはまる姿勢だと考えています。
課題と今後の目標
「三方良し」の潤滑油となる
私が所属するJAL楽パック事業室の国内企画部門は5名ほどの人数で活動しており、メンバー一人ひとりが自覚と責任を持ちながら、複数の企画をスピーディに実行しなくてはなりません。また当社だけで進めれば良いというものではなく、日本航空、楽天社とも同じ方向を向いて、「三方良し」のサービスを企画する必要があります。
3社の意見を擦り合わせていくのは簡単なことではありませんが、それぞれの考え方に触れ、幅広い知識を手に入れるチャンスでもあるので、私がJAL楽パック事業を動かしていく潤滑油となれるよう、前向きに取り組みたいと思います。また自分のやりたいことを実現できる環境でもあるので、さまざまな視点を取り入れながら、お客さまに「行って良かった」と心から思っていただけるような商品を企画していきたいです。
私の「いい旅、新しい旅。」
ドタバタだったけれど、
心に残るイタリア旅行
大学4年時の卒業記念旅行として、友人と訪れたイタリア旅行が思い出に残っています。それぞれが意見を出し合い、入念にプランを練ってイタリアに向かいましたが、現地の空港でロストバゲージが起きてしまったり、ローマ滞在中はずっと雨が降っていたり、最終列車を逃しそうになって駅まで全速力で走ったりと、ハプニング満載のドタバタ旅になりました。しかし、応援しているサッカーチーム、インテル・ミラノの試合を生観戦するなど、思い出もたくさん。完璧な旅ではありませんでしたが、予定通りにいかないことも含め、これも旅の醍醐味だなと思いました。学生時代は少しずつ遠い記憶になりつつありますが、社会人になってからも、こうした印象に残る旅に巡り合いたいと思っています。
ある日の私
休日の私
バンクーバーの
ロブソンストリート
2018年の冬に、短期留学でバンクーバーに1カ月滞在しました。街並みが美しく、とても印象に残っています。
バンジージャンプ
2021年7月に大学の友人と、茨城県の竜神大吊橋でバンジージャンプに挑戦しました。休日はゆっくりと過ごすことが多いですが、たまにアクティブに動くのも好きです。
沖縄・万座毛
2023年4月に沖縄地区仕入れメンバーと沖縄観光へ行きました。私は土地勘が乏しかったのですが、彼らは沖縄のプロなので、現地を堪能できました。左端が私。
私の必携品
保温機能付きマイボトル
両親からもらったJALのロゴ入りボトルです。いつもコーヒーを入れており、考える時間には不可欠で手放せません。