PEOPLE

03

日下 綾美

訪日旅行事業

海外でのJALの存在感を高め、
訪日観光客の拡大に貢献する

AYAMI
KUSAKA

DEPARTMENT

訪日旅行事業部
訪日ダイナミック
パッケージグループ

YEAR OF ENTRY

2007年

BIRTH PLACE

兵庫県

GRADUATION

工学部 建築・環境学科 卒

MY FREE TIME

旅行、音楽鑑賞、絵画、着物、御朱印巡り

INTRODUCE MYSELF

趣味が多く、音楽や絵画、着物、水泳など様々なジャンルのものに興味があります。絵画は見るのも好きですし、自分で描くこともあります。また着物は、アメリカ人の主人と結婚したことを機に外国の方と話す機会が増え、「日本人であるからには、自分で着物を着られるようになりたい」と思い、着付け教室に通い始めました。

CAREER PATH

  • 2007年 ~

    国内商品造成部 北海道グループ

  • 2010年 ~

    国内ツアー室 発券・精算グループ

  • 2012年 ~

    国内オペレーション部 手配管理グループ

  • 2018年 ~

    海外企画商品事業部 オペレーショングループ
    (ハワイ・ミクロネシア)

  • 2021年 ~

    株式会社JALマイレージバンク マイル提携部
    (出向)

  • 2023年 ~

    現職

01

入社動機は?

旅行に対する壁をなくしたい

私は幼い頃から建物が好きで、高校生の時にはお気に入りの建築物を見るために、一人で国内旅行に行っていたほどです。また大学生になってからは、海外の建築物を見るために、海外にも行くようになりました。そんな経緯もあって、大学では建築・環境学を専攻。就職活動では当初、学んだことを活かすためにエンジニアになろうと考えていたのですが、その頃には建築物と同じくらい旅行も好きになっていました。私の周囲には「旅行に行きたくても、時間やお金の制約があって簡単には行けない」と話す人が何人もおり、そうした人たちの障壁を取り払い、旅の良さを伝えることが、私が本当にやりたいことなのではないかと思うように。気付けば旅行業界への就職が第一希望になっていました。

ジャルパックを選んだ決め手となったのは、最終面接のときのことです。当時の社長に会社として改善すべきだと思うポイントを率直に話したところ、その意見を真摯に受け止め、丁寧に答えてくださったことが印象的で、「ここで働きたい」と思い、入社を決めました。

02

仕事内容

世界でいかにして
JALの認知度を高めていくか

私の事業部の仕事はひと言でいえば、海外から日本に来られるお客さまを増やすことです。そのための商品として、JAL Vacationsがあり、大きく分けて2種類の商品から成ります。ひとつは海外から日本へのJAL国際線と宿泊をセットにした商品で、もうひとつは、JAL国内線と宿泊をセットにした訪日観光客向けの商品です。

私はこの事業の中で、販促・マーケティングを担当しており、宣伝広告や現地企業との業務提携、集客データ分析、Webサイトのシステム改修などを行っています。2024年1月現在、北米・アジア・オセアニア・ヨーロッパの13カ国に向けてサービスを展開していますが、言語や宣伝方法など、各国に合わせた販促・マーケティングを実施しています。

日本国内と比較すると、世界でのJALの認知度はそれほど高くありません。そのため、Web・メール・SNSを活用した宣伝や海外での旅行フェアへの出店、各国の旅行会社との提携などを行うことで認知度を向上させ、JAL Vacationsを使っていただくきっかけ作りをしています。また宣伝結果や、ご利用いただいたお客さま、興味を示してくださったお客さまのデータを分析して、次の施策にもつなげています。

03

仕事の醍醐味

JAL、そしてジャルパックのファンをつくる

2017年にスタートしたJAL Vacationsは、新型コロナウイルスの影響で、お客さまを受け入れることができない期間がありました。そのためノウハウが少なく、試行錯誤を繰り返しながらより良いサービス作りを行っています。難しい仕事ではありますが、現地向けのWebサイトの制作など、これまで私が経験したことのない新しい業務に挑戦できる環境でもあるため、自分自身の成長に繋がっていると実感します。

また私たちの商品で日本に来られたお客さまが、日本やJAL、ジャルパックのファンになってくれることを想像すると胸が踊ります。サービスを展開する国について調べたり、その国の出身社員の話を聞いたりする中で、地域の特性やトレンドなどを知ることができるのも、楽しい時間です。

グループのメンバーには、海外駐在経験や海外添乗経験を持つ社員、外国籍の社員が複数人おり、英語は日常的に使われています。外資系企業のような雰囲気で、風通しの良い職場だと感じます。

04

仕事の学び方と
求められる資質

トライアンドエラーしながら
チャレンジ。
語学力は必要

最近は会社として新規事業部を立ち上げたり、JAL Vacationsの中で展開国を増やしていったりと、新しいビジネスをスタートさせています。そうした中で、私たちの部署は歴史が浅く、仕事の進め方を含め、自分たちで道を切り拓いていかなければなりません。取引先とのやり取りや、Webサイトを構築するシステムなど、やり方が分からないものであっても最後まで遂行する力が求められます。幸いにも、上司は「とにかくトライアンドエラーだ!」と言って背中を押していただけるので、何事にもまずは挑戦しようと思えます。うまくいかないことは多々ありますが、自分を成長させるチャンスと捉え、前向きにチャレンジしていく気持ちが大切です。

また訪日事業は外国人観光客をターゲットとするビジネスなので、商品を販売する国の宗教や習慣、考え方など異文化への理解が必要です。海外の支店や取引先との連絡も多く、メールやミーティングは英語が基本となるので、語学力はあった方が良いと思います。

05

課題と今後の目標

JAL Vacationsならではの良さを
伝える販売戦略の企画を

部署全体としては、外資系のOTA(※1)や展開国のフラッグキャリア(※2)を意識し、どのような戦略を打ち出していくかが今後の課題と言えます。新たな展開国を増やすとともに、既存の展開国においては、その国や地域に特化したマーケティングをさらに発展させるべく、現地の旅行会社や地元企業との提携、新たなWebページへの露出、SNSの活用などをより強化していきたいと考えています。

まずは着実に認知度を上げ、おもてなしや座席の広さといったJALならではの良さや、独自のオプショナルツアーなどJAL Vacationsだからできることを分かりやすくお客さまに伝え、使いたいと思われるような販売戦略を企画していきたいです。もちろん、一度ご利用いただいたお客さまにリピートしてもらえるような仕組み作りも大切だと考えています。

※1 OTA:Online Travel Agentの略。店舗を持たず、インターネットだけで取引を行う旅行会社。

※2 フラッグキャリア:各国を代表する航空会社。

私の「いい旅、新しい旅。」

COLUMN

相互に理解しようとする経験が世界を広げ、
人生をより豊かに

大学生の時に初めて、ホームステイでイギリスのロンドンに行きました。下調べはしていましたが、行きの飛行機が遅れて夜中までホームステイ先にたどり着けなかったり、通学で使う地下鉄で度々ストライキが起きたり、周りに日本語が話せる人がほとんどいない環境だったりと、ハプニングも多くありました。しかし、建築物の美しさや、美術館・博物館に展示された数々の著名作品、マーケットで売られている何気ない物品、レストランでの味わう現地の食事、その土地が持つ独特の雰囲気などは、実際に行かなければ知ることはなかったと思います。全てが新鮮で、毎日が学びでした。学校の後は夜まで観光に行き、休日にはバスや電車で近郊の街に出かける日々を満喫しました。

何より素敵に感じたのは、文化や言語の違いがあっても、人と人が理解し合えることです。言葉が分からなくても、相手が一生懸命話してくれると、こちらも理解しようとする。こちらが何とか伝えようとすると、相手も理解しようとしてくれる。そんな場面がいくつもありました。その経験が自分の世界を広げて、人生をより豊かにしてくれたと思います。

ON DUTY

ある日の私

  • NO IMAGE

    メールとスケジュールの確認。フレックスタイム制度を利用して、出勤時間は柔軟に変えています。

  • チームミーティング。仕事の進捗や情報を共有します。困ったことや迷うことがあれば、経験豊富な先輩に相談します。

  • 予約導線について、企画チーム・オペレーションチームへ相談。様々なシステムを使用しているので、分からないことが出てくると他のチームにも相談します。

  • NO IMAGE

    休憩。出社の日は25Fカフェテラスからの眺めでリフレッシュ。外食や自席で済ませる日もあります。

  • 日本航空関連部署とのミーティング。グループ外の部署と話し合うことも多いです。

  • キャンペーン用のWebページを制作。ミーティングで決まった内容で作成し、対象の展開国の支店に確認してもらいます。

  • NO IMAGE

    システム会社とのミーティング。2週間に一度、エラーやシステム改修案件の進捗・確認を行います。海外の会社が多いので、ミーティングやメールは英語を使います。

  • NO IMAGE

    分析ツールを使い、前回のキャンペーンの効果を測定。グループに共有する資料を作成します。

  • NO IMAGE

    終業。

OFF TIME

休日の私

京都

京都は家族と一緒に、毎年何度か訪れ、神社やお寺巡りをします。写真は四季の苔の庭が美しい祇王寺です。

着付け

2023年から着付けを習い始めました。奥が深くまだまだ勉強中ですが、少しずつ着物や帯を増やして楽しんでいます。

MUST ITEM

私の必携品

コーヒー、チョコレート、
アロマパルス

仕事中に眠気がこないよう、コーヒーを飲んでいます。また、デスクワークがメインなので、チョコレートで糖分補給をし、頭を活性化させます。疲れてきたらアロマの香りに癒され、リフレッシュします。