INTERVIEW 01

現在の仕事内容を教えてください

パンフレット・WEBの制作

現在フィリピンの「仕入れ」およびシンガポール、マレーシア、フィリピン、インド、ブータンの「パンフレット・WEB制作」を担当しています。

「仕入れ」では、社会の動向、他社比較、お客さまアンケートなど、様々な要素に基づき決定したツアー内容で現地オペレーター数社へ見積もりを依頼し、比較・検討して金額や内容の交渉をします。直接ホテルの営業担当にルームレートや特典の交渉を行うこともあります。また、優良ガイドの選定やオプショナルツアーの危険度調査などを通じ、安全・品質管理も行います。

「パンフレット制作」ではデザイン案やツアー内容を制作会社に伝え、原稿作成を依頼します。制作会社から原稿が届いたら、文字修正や、画像やデザインの変更などの校閲作業を行い制作会社へ戻す、という作業を数回繰り返してパンフレットを完成させます。同時に「WEB制作」では、専用のシステムを使いオンラインで販売するツアーのWEB画面を作ります。

また、実際に出張で現地へ足を運ぶこともあります。2016年夏にはマニラ、セブ、ボホール島、シンガポール、ビンタン島を訪れ、ホテル視察や観光プランへの参加などを通じ、問題点の把握や新規素材開拓などを行いました。

INTERVIEW 02

どういった仕事をしてきたのですか?

1番目のキャリア

2016年4月~現在
海外企画商品事業 アジア・台湾・中国方面

具体的な仕事内容と、やりがいは?

お客さま対応でJALブランドを背負う

海外パッケージツアーおよび海外ダイナミックパッケージ(DP)※を、WEBからお申し込みされたお客さまにメールと電話で、WEBの操作方法やツアー内容などのご案内、オプショナルツアーや追加プランの申し込み・変更受付などの予約・問い合わせ窓口業務を行いました。予約は、お客さまとの信頼関係によって成り立つ部門のため「JALブランド」を背負って仕事をするという大きな責任感が、仕事へのやりがいにつながっていました。

※ダイナミックパッケージ(DP):WEBを利用した直販商品。オンライン上で、航空券と宿泊情報をお客さま自身で自由に選択可能な旅行商品。近年、伸びが著しい商品です。

仕事の苦労と、その乗り越え方について

経験不足を知識で補う

電話に出始めた頃はお客さまに的確に情報を伝えることができず、お叱りの言葉をいただくこともありました。パンフレットを研究したり、周囲の先輩方に積極的に質問したりするなど方面知識を増やすことで、ツアーに空きがなくお客さまのご要望に添えない場合でも代替案を提示できるようになりました。また、電話・メッセージボードの応対品質を向上させることで、お客さまの声に耳を傾け、わかりやすく丁寧でよりお客さまに寄り添った応対ができるようになりました。

2番目のキャリア

2016年4月~現在
海外企画商品事業
 アジア・台湾・中国方面

具体的な仕事内容と、やりがいは?

フィリピンのホテル・送迎などの仕入れ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インド、ブータンのパンフレット・WEB制作を担当しています。

前部署での仕事が、どのように活かされていますか?

身に付いたお客さま視点

直接お客さまと関わる機会がない商品・造成部門では、お客さまとして「参加する側」ではなく「創る側」の考え方に偏りがちです。しかしながら、前の予約部門でお客さまの様々な声を直接聴き「お客さま視点」を身につけられたことで、「このデザインならよりわかりやすいのではないか」「こういうサービスがあればより快適に過ごせるのではないか」「駅から近いから観光に便利なこのホテルを選ぼう」など、一つひとつの過程で、よりお客さまに寄り添った商品造りができています。

仕事のやりがいと苦労、その乗り越え方について

自分で動き創造する

前の部署と比較し、どうしたいのか、どう思うのか、何をやるのかなど、自分で判断しアウトプットする機会が多く、最初は戸惑うことが多々ありました。判断するためには前提が必要となるため、データを集計する、関連部署や現地オペレーターに相談する、周りの先輩方に質問するなど、自分から動いて情報収集し、集めた情報をもとに論理的に判断できるよう努めています。判断をする機会が多い分、より自由に能動的に業務に取り組めること、一つひとつ問題点を解決しながらより良い商品を創造できる点がやりがいです。

INTERVIEW 03

これまでの仕事で、最大の危機は何ですか?

「海外ボランティア体験ツアー」の立ち上げ

現在の部署で「フィリピン はじめての海外ボランティア体験ツアー」を企画・造成したことが最もチャレンジングでした。それまでは観光場所や使用ホテルを一部変更するなど、既存のツアーをベースにツアーの造成をすることが多かったのですが、ボランティアツアーは前例がなく、ゼロからの創造でした。

「ボランティアで社会に貢献したい」、「学生のうちにボランティア体験をしたい」など、ボランティアに興味を持ち始めた方に気軽に、かつ学びや充足感を感じていただけるツアーを作りたいという思いから、子どもたちや施設スタッフとの触れ合いを組込み、五感で体験できるツアー内容にしました。

福祉施設では虐待を受けたり捨てられたりした子どもたちも生活しており、背景には貧困というセンシティブな問題があるため、ツアーとして福祉施設の受け入れが可能か、設定可能な期間はいつか、子どもたちのプライバシーを守るために注意が必要なことは何かなど、様々な課題を考える必要がありました。課題に向き合うことは簡単なことではありませんでしたが、実際にボランティアツアーの舞台となるマニラを訪れ、福祉施設やスモーキーマウンテンを自分の目で見て、福祉施設のスタッフや現地オペレーターと私たちのビジョンを共有し、一つひとつの課題をクリアにし最終的にボランティアツアーが完成した時は、万感胸にせまる達成感を感じることができました。

INTERVIEW 04

これまでの仕事で、最も印象に残ることは何ですか?

最高のバトンタッチ

予約部門に所属していた時、ご病気をお持ちで機内でのお手伝い、空港、送迎車、ホテルでの車いすのお手配をご希望されているお客さまの電話をお受けしました。お客さまがお持ちの医療機器を機内に持ち込めるのか、医薬品を海外に持っていくために何の書類が必要か、送迎車に車いすを搭載できるのか、ホテルにて車いすを手配できるのかなど、ご出発前までに確認しなければならないことが数多くありました。関連部署に確認していく中で、お客さまのご希望すべては叶わないことが判明しましたが、できることとできないことをお客さまにお伝えし何とかご出発日を迎えました。ご旅行後に「空港到着~機内~現地到着~帰国まで一貫して情報が共有されており、無事に旅行を終えることができました。ありがとうございました」というお礼のメッセージをお客さまからいただくことができました。「JALフィロソフィ」※の中に「最高のバトンタッチ」という項目がありますが、「お客さまと関連部署のパイプ役になりお客さまに最高のサービスを提供する」というお客さまと最初に接点を持つ予約部門の役割の一つを体現することができたとても印象に残る経験になりました。

※JALフィロソフィ:JALのサービスや商品に携わる全員が持つべき意識・価値観・考え方として策定されたフィロソフィです。
INTERVIEW 05

学生の皆さんへアドバイスをお願いします。

多角的視点を

学生時代は「インプット」、社会人になったら「アウトプット」の方が多くなるとよく言われますが、アウトプットが多くなると、自分の裁量で判断できることが多くなる反面、様々な困難にぶつかることも多くなります。

そんな時、様々な角度から広い視野で問題点を分析したり、周りの人たちとコミュニケーションを取り協力してもらい、周りを巻き込んだり能動的に動くことで、困難を乗り越えていけるだけではなく主体的に取り組めているというワクワク感をもつことができると思います。学生時代に様々な文化に触れ、幅広く学び、多様なバックグラウンドを持つ人達と交流し、価値観を拡げ、多角的視点を身につけると、仕事にも活かせるのではないかと思います。

INTERVIEW 06

これまでのご自身のキャリアを振り返って、
感想はいかがですか?

周囲で一緒に働く「人」がいればこそ

学生時代の海外生活を通じ、現地の食や人や空気を実際に体感することで旅は人生や人を豊かにしてくれるものだと感じました。そして、海外にはない日本のおもてなしの心や、細やかなサービスは、海外に誇れるものだと気づき、おもてなしの心を大切にするJALグループで旅を通じて、多くの人々の豊かな人生に貢献したいと思い、私はジャルパックを就職先に選びました。現在の企画部署では、若いうちからホテルとの交渉やツアー造成など様々なことを任せてもらい、その分求められることも多いですが、入社前に描いていた「旅を通じて人々の豊かな人生に貢献する」ということに実際に関われていると感じることができ、モチベーションに繋がっています。そして何より一緒に働く「人」がジャルパックの魅力の一つだと感じています。私はまだまだ経験が浅く、周りの先輩方に相談することが多いのですが、その都度私の声に耳を傾け、親身になって一緒に考え、アドバイスをしていただけるため、前向きに仕事に取り組むことができています。