CROSS TALK

座談会

私たちの考えるジャルパックの今と未来

社員一人ひとりの働き方と向き合い、
ジャルパックを今以上に
好きと思える会社にしたい

皆さんは、ジャルパックをどのような会社だと思われますか?
JALダイナミックパッケージなど旅行商品を企画・販売しているJALグループの旅行会社といったところでしょうか。
会社は外から見ているだけでは、実態はなかなかわからないものです。
そこで4名の社員にジャルパックの今と未来について、率直に語り合ってもらいました。
在宅勤務、育休、フレックスや時間単位で取得できる休暇制度、さらにはワ―ケーションなど、
新しい制度が続々と導入され、社内の働く環境は年々改革されています。
その上で、社員の方々は、ジャルパックについて何を期待しているのでしょうか。
座談会は、ホンネトークで大いに盛り上がりました。
会社の実態を知る上で、ぜひご参考になればと思います。※本内容は、取材当時のものです。

TOMOATSU IMAI
今井 倫敦

顧客サービス部 安全・CS推進グループ アシスタントマネジャー
2013年入社(キャリア入社)

石川県出身。商学部卒。国内外で幅広く店舗展開する大手GMSから転職。学生時代は大学入学資格検定(現在の高卒認定試験)に合格して大学に入学した努力家。趣味はキャンプ、スキー、カメラ。好きな旅行先は、マドリッド。

SERINA MIWA
三輪 芹菜

日本航空株式会社 Web販売部 販売グループ(出向)
2017年入社

群馬県出身。国際観光学部国際観光学科卒。小学生のころはマーチングバンドで全国大会に出場。高校時代は音楽部で歌やミュージカルに出演。今もミュージカルが大好きで、公演のある年は毎回のように『レ・ミゼラブル』を観劇。ショコラトリー巡りの旅に出るほど、チョコレートを愛す。好きな旅行先は、パリ。

MOMOKO TAKARABE
財部 桃子

JALじゃらんパック事業室
2014年入社

神奈川県出身。外国語学部スペイン語学科卒。高校時代はダンス部に所属し、大学までヒップホップを踊っていた。音楽はKing Gnuと椎名林檎のファン。新卒採用が数年ぶりに復活した年の入社のため、新入社員のころは社内に年の近い同僚が少ないことが、悩みだった。6歳と1歳の男の子の母親。好きな旅行先は、ニューヨーク。

TAKASHI TAKEUCHI
竹内 貴士

国内業務部 国内企画業務グループ 統括マネジャー
2004年入社

京都府出身。環境生態学部卒。獣医を目指したほどの動物好きで、大学時代は動物行動学を学びながら動物園や水族館に通う。趣味は映画、音楽フェスとサッカー観戦。特にサッカー観戦は、子どもがもらった無料チケットで横浜Fマリノスのサポーターに。今では年間30試合以上スタジアムに通う。アウェイ遠征時の、観光やグルメも楽しみ。子どもは、中学生の娘が1人。好きな旅行先は、イタリア。

QUESTION01 現在の仕事内容を教えてください

「裏方から、フロントラインまで」

竹内
国内企画業務グループの仕事は、国内事業部全体の潤滑油のような仕事ですね。事業の方針策定や販促施策のとりまとめから他部署との調整など明確な業務範疇はなく、国内商品に関わること全てが対象です。調整や運用整理など華やかな部署ではないですが、国内事業を推進していくためであればなんでもできる部署なので、受け身にならず積極的にできることを考えて行動するようにしています。
財部
私は、JALじゃらんパック事業室でリクルート社の方々と一緒に仕事をしています。当社には、JALダイナミックパッケージ、JALじゃらんパック、JAL楽パック、JALヤフーパックの4つのDP(ダイナミックパッケージ)商品があります。航空会社系のDPが競合になるのですが、リクルートは楽天やヤフーとも競合するため、社内でも価格競争やシェア争いになることがあります。私の部署には、リクルートからの出向社員の方もいて、自分とは異なる考え方や意見に触れたり、独自の分析方法を教えていただいたりとで、大いに刺激を受けています。
三輪
現在、日本航空のWeb販売部に出向しています。私の業務は、JALのWebサイトで海外ツアーをどう売っていくかを考えることです。ジャルパックの商品企画部門やページ制作を担当している部門と、施策やキャンペーンについて相談しながら仕事を進めています。例えば、JALグループ横断の大きなキャンペーンなども、ジャルパックとしてどのようにやっていくか取りまとめるのも私たちの仕事です。
今井
私は、ジャルパックを利用したお客さまにご回答いただいたアンケートの運営・分析や、お客さま推奨度意向(NPS/商品やサービスに対する信頼・愛着などの顧客ロイヤルティを測る指標)のKPI管理を行っております。もう一つの役割は、当社のフロントラインとしてお客さまの声が届くコンタクトセンターのスタッフから意見を聞いて取りまとめ、関連部署や社の上層部に伝え、商品の開発や事業の改善を図っています。

QUESTION02 ご自身の就職活動で、入社の決め手は何だったのですか?

「会う社員誰もが雰囲気が良く、こういう人と仕事をしたいと思えた」

三輪
「上から目線で嫌な感じ」(笑)と思われるかもしれないですが、「自分が働きたいと思える会社でないと、入社したくない」と思っていました。業務内容は大事なのですが、それ以上に一緒に仕事をする人たちを入社の判断の軸にしていて、「この人たちと働きたい」と思える会社を探していました。そして、ジャルパックの社員にお会いしたら「一緒に働きたい」と思えたので、ここに決めました。入社してみたら、予想どおり、優しくていい方ばかりでした。
財部
私は大学の企業説明会に参加して、業種を絞らず幅広くさまざまな会社を受けていました。その一つが、ジャルパックでした。外国語学部だったので旅行会社志望の友人は多かったのですが、私は店舗で販売の仕事をするよりも、主に卸売業などを考えていました。説明会でジャルパックの方の話を聞いてみると、この会社は自社の店舗を持たず、ツアー造成に特化した会社であると知り、興味を持ちました。面接を受けているうちに、人事の方が私の名前を覚えてくださるなど、親しみやすい印象の方が多く、三輪さんと同じように「この人たちと仕事をしたいな」と思ったのが、決め手です。
竹内
私は理系の大学で、研究室の先生が研究重視の熱い先生だったので(笑)、就職活動はあまりできませんでした。それでも自分は研究職には向いてないと感じていたので、研究の傍ら短期集中で就職活動をしました。正直に言うと、第一志望は映画会社でしたが、旅行も大好きでしたので、ジャルパックに入社できて満足しています。三輪さん、財部さんが言うように、お会いする社員の雰囲気が良かったです。上司を役職ではなく、「さん」で呼ぶことにも好感を持ちました。
今井
私はキャリア入社なので、新卒の方にはあまり参考にならないかもしれませんね・・・。ジャルパックでも転勤はありますが、前職は全国津々浦々に店舗を展開するスーパーマーケットだったため、県をまたぐ転勤が頻繁にありました。私は腰を落ち着けて生活も仕事もしたくなり、転職を決意しました。それまで食品や衣類、雑貨などの日常品を扱っていたので、旅行という非日常の商品に憧れたというのもあります。当社では何年かぶりに実施したキャリア採用だったようで、私は運が良かったです。

QUESTION03 「ジャルパックのここが好き」は、どんなところですか?

「JALグループの恵まれた環境」

竹内
社員が互いに「いい距離感」を保っていることでしょうか。みんな大人で、変なノリや派閥のようなものがなく、自由な雰囲気を感じます。それでいて、話をすれば、気さくな人が多く、仲良くなった人とは一緒に旅行に出かけたりもします。時間休やフレックスタイム制度など、働きやすい環境が整っているところや、役職に関係なく自分の意見を言えるところもいいです。それに何といってもJALグループであるということは、仕事をするうえで強みだと感じます。
財部
私が、この会社で良かったと思っているのは、家族のことを優先して働ける職場環境ですね。制度が整っているだけではなくて、子どもが2人いる私の生活を上司や同僚が理解し、配慮してくれます。子どもは保育園に入ったばかりの頃は風邪をひきやすく、仕事を休んだり、急に迎えに行かなければならかったりすることがよくあるのですが、皆さん寛大で「子どもを優先しなさい」「早く帰りなさい」と言ってくれます。とくに今は、在宅勤務ができるので働きやすいです。6歳の1人目と1歳の2人目では育児支援制度の充実ぶりが違い、年々働きやすくなっていることを実感しています。
三輪
どの部署の人も優しいですよね。私は入社後、ツアーコンダクターをしていたので、異動になったとき、システムの使い方をはじめ分からないことばかりでした。それで戸惑っていると、部の全員が声をかけて親切に教えてくれたことが、とても嬉しかったです。それに旅行好きが集まっているので、職場で世代を超えて旅行話ができて楽しいです。しかもコアな現地情報を持っている方が多く、話を聞いていると興味をそそられます(笑)。みんな旅行に関してフットワークが軽く、「明日の休み、どこかに行こうよ」と言っただけで、どこに行くかは、翌日、集合した空港で決めるといったことを何回もやっています。
竹内
ぼくもそれ経験あります。最近は、子供もいるので行き先は決めることが多いですが(笑)。
財部
私は計画をしっかり立ててから、旅行に行きたい派です(笑)。
今井
旅行のあとの話も盛り上がって楽しいですよね。私が、この会社の良さだと一番思うのは、社内の人間関係の風通しです。役職に関係なく気軽に会話ができるのは素晴らしいことです。それから何と言っても、JALグループのブランドイメージの高さと、JALマイレージバンク会員のお客さまを中心にした堅固な顧客基盤は、大きな魅力です。何か新しい試みを始めようとするとき、何千万人もいるJMB会員の存在は、本当に心強い。ほかの旅行会社に比べて、当社は恵まれていると感じます。

QUESTION04 では、「ここは改善した方がいい」と思う点はいかでしょうか?

「若手の研修の充実と、もっとスピード感のある変化への対応を」

今井
同業他社の積極的な事業展開を見ていると、私たちは、もっとスピード感や泥臭さを持って事業を展開してもいいかなと思うことがあります。
三輪
私は、若手や現場の人の意見をもっともっと聞いてもらえるようになると嬉しいです。コロナ禍を経験して変わってきてはいますが、この会社は、古きよきJALブランドを大切にし過ぎて、「世の中の変化に付いていっていないのでは」と感じることがあります。私は今、日本航空のWeb販売部にいて、世界の旅行マーケットを見ているので、特にそう思うのかもしれません。海外の旅行業のシステムの進展などは、目覚ましいものがあります。
財部
JALグループの研修に頼ることなく、ジャルパックとして研修を充実した方がいいと思います。私たちは航空機を運航する会社ではなく、旅行商品を企画し販売する会社なので、JALグループ全体の研修だけでは物足りなさを感じます。あと、キャリアを育成する仕組みを強化するのもいいと思います。今、JALじゃらんパックの事業でリクルート社の方々と一緒に仕事をしていますが、リクルートでは私と同年代の方が管理職を務めています。その分、仕事に対する責任感も強く、そうした方々の仕事ぶりを見ていると、「私はいつまでも若手気分でいるけど、このままでいいのか」と不安になることがあります。
竹内
近年、在宅勤務に一気にシフトしたため、社員間のコミュニケーションが不足していると感じます。それを補うためにも、財部さんが言うようにジャルパック独自の研修を盛んにするのはよいと思います。特に新入社員研修は大事です。同期の仲間と親しくなり、教育してくれる先輩とたくさん知り合っておけば、配属されてからも相談できる人がまわりに大勢いるので、仕事がしやすくなるはずです。新入社員研修の充実は、会社への愛着にもつながり、いいことずくめだと思います。

QUESTION05 「ジャルパックは変わってきている、良くなっているな」と感じることはありますか?

「働く環境の改革には目を見張ります」

竹内
育休や介護休暇に加えて、テレワークやワ―ケーションが推進されて、働く環境はずいぶんよくなったと感じます。部門によりますが、コアタイムのないフレックス制度や時間休制度も便利です。以前なら働く環境の問題で会社を辞めざるを得なかった仲間が、仕事を続けやすくなったと思います。
財部
まったくそのとおりで、私は1人目の子どもが生まれたときは、まだ支援制度が充実してなかったため、子どもが熱を出したりすると、仕事を休むしかありませんでした。今は在宅勤務で子どもの世話をしながら仕事ができるようになりましたし、フレックス制度や時間休を利用して病院に行くことも気軽にできます。子どもや家庭優先で仕事を続けられるので、とても助かっています。
三輪
私は日本航空に出向しているから、ジャルパックの社内とは少し状況が違うのかもしれませんが、今の職場ではワ―ケーションを利用している人が、とても多いです。去年はグループ全員で北海道に行って、ワ―ケーションをしました。前半は仕事に集中して、後半は全力で遊び、みんな充実していました。上司がワ―ケーションに熱心で、海外からミーティングに参加されることもあるので、部下も利用しやすいです。
今井
テレワークや男性の育児休業は、社内に好意的な雰囲気が感じられます。2人目の子どもが生まれたとき、私は3か月休んだのですが、仕事にはスムーズに復帰できました。私の取得はまだまだ前例が少ない頃で、その後、多くの人が取得するようになり、良かったと思います。会社には、さらに一歩進んで、遠隔地在住での就業やフレックス制度の(勤務日数への)拡大にも取り組んでほしいと思います。

QUESTION06 社員がより生き生きと働くために、ジャルパックはこれからどうあるべきと思いますか?

「多様な選択肢がある先進的な組織の中で、旅のプロとして、常に成長する社員でありたい」

今井
実は、今言った、遠隔地在住での就業やフレックス制度の拡大は、私たちにとって切実な問題です。両親と離れて生活している社員も多いので、私たちの世代もこれから遠距離介護の問題に直面していきます。郷里で暮らしている両親の介護が待っているようなので。もしかすると現状の制度のままでは、この会社で働き続けるのが難しいと思うかもしれません。社員としては、これは自分自身の目標でもありますが、会社やJALグループに依存しない自立心、向上心を持つことが大事だと思います。
三輪
私は、若手がより活発に意見を言える環境をつくり、新しい風を入れることに積極的な会社であってほしいです。先ほど財部さんの話にもありましたが、日本航空に出向して、「私よりも若い人が、こんなに活躍しているんだ」とギャップを感じました。日本航空では若手が中心になってキャンペーンなどのプロジェクトを計画し、それを上司に判断してもらい、実現しています。ジャルパックでも、もっと若手が活躍できる場が広がれば、若手の仕事に対するモチベーションは高まるはずです。
財部
一人ひとりが働き方を選択できる、多様な働き方ができる会社になってほしいですね。今井さんの、今後は親の介護が大変になりそうという気持ちはよくわかります。私の母も高齢者になり、体調を崩すことが増えてきました。それに、育児や親の介護だけでなく、自身の病気などで休暇や時短勤務を必要としている社員もいるはず。さらに使いやすく便利な制度がたくさんある先進的な会社になってほしいです。しかし、それも会社あってのことなので、仕事で貢献していきたいと思います。
竹内
ジャルパックには、旅行会社としてJALグループで必要とされ、自分たちの意見を言える存在であってほしいです。そのうえで、常に新しいことにチャレンジして、お客さまに旅の素晴らしさを提供し続ける環境や人財を生み出す会社であってほしい。自分自身も、旅行業は多くの人に夢や感動を与える仕事だという自負を持ち、旅のプロとしてさらに成長したいと思っています。みんな旅行が好きで、ジャルパックに入り、旅行を仕事にできる素晴らしさを感じているはずです。だから、航空券と宿泊の価格を他社と競うだけではなく、ジャルパックらしい、ジャルパックならではの商品を企画して、お客さまに「旅行って素敵だなあ」と喜んでいただける会社にしていきたいですね。
OUTRO最後に

ジャルパックでは働き方に関する制度や、職場環境を毎年のように変革しています。私たちはこれからも、より充実した働く環境で生産性の高い仕事ができ、ジャルパックをもっと好きになって、より長く働きたいと思える会社になるようしたいと、心より思っています。そのためにも、社員一人ひとりが会社の在り方を人任せにせず自分のこととして考え、社員みんなで叡智を出し合い、ジャルパックをさらに魅力ある会社にできればと願っています。
まだまだ私たちにはやるべきことが沢山あります。これから入社をご希望される皆さまも、ぜひ私たちと一緒になって考え、当社の未来を創っていきませんか。

採用担当一同より