“山あり谷あり”乗り越えて、
今、私はここにいる
DAISAKU GOTO
後藤 大作
経営企画部 子会社・関連会社支援室
2004年⼊社
観光学部 観光学科 卒
休日の過ごし方
ジョギング、サッカー観戦、サウナ

現在の仕事内容
海外現地法人の経営支援を行っています。主な仕事内容は、現地法人の経営企画業務と経営管理業務の二つです。経営企画業務では、経営計画や収支計画などを計画通りに達成できるよう支援しています。経営管理業務ではコンプライアンスや内部統制などの観点から、公正で効率的な経営を行うことを支援しています。担当する領域は経営企画・人事総務・財務・システムと多岐にわたり、現地法人における健全で自律的な経営の実現を目指しています。
TURNING POINT01いざ、ローマ支店へ
「いつかは海外支店で働きたい」と入社前から思っていましたが、チャンスは思いのほか早く来ることに。入社2年目のある日、社内公募制度の中でローマ支店への異動希望者の募集が発表されたのです。ここぞとばかりに応募し、無事にパスしました。当時お世話になっていた先輩は、長い時間をかけてエントリーシートのアドバイスをしてくれました。感謝の気持ちは今も胸の中にしまってあります。入社3年目。いよいよローマへ。いつ何時も、日本から来ているお客さまや添乗員、現地のガイドさん、ホテル、バス会社などからの電話対応に取り組みました。印象的な出来事といえば、300名超の大型団体のツアーを担当したことです。メインイベントは、ローマ郊外にある古城でのパーティや、そこでの打ち上げ花火。支店一丸となって対応しました。最後の花火が無事に打ち上がったときの、お客さまや仲間たちの嬉しそうな表情は今でも忘れられません。当時大切にしていたのは「相手の立場に立って考え、行動する」ということ。人の役に立ちたい、人の喜んでいる顔が見たい。その思いがいつしか私の原動力になっていました。
- 時期
- 2006年
- 入社年次
- 3年目
- 所属部署
- JALPAK INTERNATIONAL(EUROPE)B.V.海外事業所(出向)

TURNING POINT02“辞表を書いてください”事件
帰国後は、セールス部門を希望しました。理由は、お客さまはなぜジャルパックを選ぶのか、ジャルパックの強みは何かを知りたかったからです。希望は通り、JALグループのジャルセールス(現在は日本航空に吸収合併)に出向し、営業活動に取り組みました。営業対象となるのは、実際に飛行機に乗るお客さま、そして旅行会社です。仕事にも慣れてきた頃、私のキャリア史上最大の失敗とも言える出来事が起こります。お客さまから、ある依頼をいただきました。それは私たちでは対応できない内容のものでした。当然私はお断りしたのですが、その断り方に配慮が欠けていてお怒りを買ってしまいました。「自分たちの常識は、お客さまの常識ではない」ことを理解せずに話を進めてしまったため、話がこじれにこじれ……。最終的にはそのお客さまから「辞表を書いて持ってきてください」と言われてしまいました。当時の上司も交えて何度も謝罪に伺い、何とか解決することができましたが、当時の私にとって非常に辛く、落ち込んだエピソードです。この経験を通じて「相手の立場に立って考える」ということの本当の意味を理解したように思います。その後は、相手が聞きたいことは何か、どうすればそれがうまく伝わるか、ということを意識するようになりました。
- 時期
- 2008年
- 入社年次
- 5年目
- 所属部署
- ジャルセールス 国内関連事業所(出向)

TURNING POINT03挑戦の先にあるやりがい
ジャルパックに戻り、ハワイ方面の商品造成を担当しました。それまでの経験で「お客さまや旅行会社がジャルパックに求める価値」について、おぼろげながらも自分なりに答えを見出すことができました。今度はそれを形にするチャンス。並々ならぬ気合をもって臨みました。ハワイは海外旅行の王道です。競合他社がひしめき合う中で、他社商品との差別化が求められます。そのために何が必要か、チーム全員でアイデアを出し合い、それを一つずつ形にしていく──。この時期はおそらく会社人生で最も業務量が多かった時期でしたが、周りの仲間に支えられながら、常にやりがいをもって働くことができました。別業界の企業と共同で商品を開発したこともあります。社外の人と関わっていると「そんな視点があるのか」と驚くことも多く、刺激と発見に満ちた日々を過ごしました。現状維持ではなく、果敢に挑戦することでしか得られないやりがいがあることを、ひしひしと感じました。
- 時期
- 2014年
- 入社年次
- 11年目
- 所属部署
- 海外企画商品第1事業部
ハワイ・ミクロネシアグループ

TURNING POINT04「一人ひとりがJAL」
3度目のJALグループ内での出向。今度は日本航空のWeb販売部です。私のミッションはジャルパックと日本航空をつなぎ、ジャルパック海外旅行商品のWeb販売を促進させること。しかし、ちょうどその頃コロナ禍に突入し、販売自体がほぼ消滅してしまいました。その間、海外ダイナミックパッケージをより効率的に販売していくための新しいシステムの検討を行いました。専門用語が多く、着任当初は苦労しました。日本語で話しているのに何を言っているのかわからない、という状態……。これまでで一番勉強した時期かもしれません。また、ある種の危機感を覚えました。この部署で働くメンバーは、視野が広く、そして視座が高く、常にJALグループ全体について考え、語る人ばかり。それまで自分の業務を中心に考えていた私にとって、考え方や働き方を変えるきっかけとなりました。同時に私もJALグループの一員なのだ、ということを改めて実感しました。『JALフィロソフィ』にもある「一人ひとりがJAL」という当事者意識を持って、全体の中での自身の役割を認識し、自ら考え努力してやり遂げる。その大切さを再認識しました。
- 時期
- 2019年
- 入社年次
- 16年目
- 所属部署
- 日本航空 Web販売部販売グループ(出向)

TURNING POINT05チームをまとめる立場として
入社18年目、2021年から現在の部署に所属しています。子会社・関連会社支援室は2021年に立ち上がったばかりの新しい部署です。私はその立ち上げメンバーとして、チームでディスカッションを重ねながら、業務の基盤を築いていきました。財務やシステムなど、今まで関わったことのない領域を広く担当することに難しさを感じます。一方で、日々直面するさまざまな案件に対して、個人の強みを生かしながら、チームワークの力で乗り切ることに達成感を覚え、もっといいチームをつくりたいという思いが強くなりました。チームをまとめる立場になって、自分がこれまで周りの上司・同僚にどれだけ支えられていたのかを実感します。今度は自分が個人の強みを最大限発揮できる環境を実現し、全員の力を一致させ、達成感ややりがいをたくさん感じられるチームにしていければと思っています。
- 時期
- 2021年
- 入社年次
- 18年目
- 所属部署
- 経営企画部 子会社・関連会社支援室


