IDEAL STAFF
求める人財像
総務部 部長
鈴木 健司

行動によって何かをつかみ、
未来を切り拓いてほしい

INTERVIEW 01

ジャルパックの今日と明日

ジャルパックの良い点は何ですか?

JALブランドゆえに、
お客さまに恵まれた環境

ジャルパックの良いところは、まずは取り扱い規模も会社そのものも小さす過ぎず大き過ぎずという適度な企業規模です。この規模だと、大きな団体旅行では組み込むことができないこだわりの観光地やレストランを組み込むなど、企画の自由度が高く、他社との差別化を図ったジャルパックならではの旅を提案できます。また、500名程度の社員数は、全員の顔や名前、性格がわかる規模で、社員一人ひとりが大切にされ、働きやすい環境といえるでしょう。
そしてもう一つの大きな特長として、「JALブランド」であることが挙げられます。お客さまからの信頼の大きさはもちろん、取引先との業務や提携においても、JALグループの信用力をもとに話を進めることができます。JALブランドだからこそお客さまに恵まれ、そういった良いお客さまと仕事をしていることを体感できる環境があります。一方で、お客さまのJALブランドに対する期待値は非常に高く、その期待を裏切らないように、そしてJALブランドの名を汚すことがないように、常に高い意識と志を持って仕事に臨むことが求められています。

課題や改善したいと思う点はいかがですか?

変化にスピーディーに対応し、
業界の先頭に立つ会社に

旅行業界は、店頭のパンフレットでのツアー販売がメインだった時代か ら、Web販売が当たり前となる、まさに変化の只中にいます。ジャルパックは日本初の海外パッケージツアーを生み出した会社であり、自社の歴史と伝統に誇りを持っていますが、伝統があるがゆえに保守的になり、変化への対応が遅れがちな部分もあります。
今は、私たち自身がスピード感を持って変革を遂げていくことが必要で、これまでの歴史やノウハウを生かしながらも、変化する世の中にスピーディーに対応し、業界の先頭に立つような会社づくりを目指していきたいと思います。

ジャルパックの将来像は?

新たなニーズを掘り起こし、
新鮮な良い旅を提案

いつの時代になっても、人々が旅を求める欲求が変わることはありません。しかし、旅に求めるものは、時代とともに変化しています。近年は、良い景色を見て、美味しいものを食べ、温泉につかるという従来の観光型の旅行から、知らない文化に触れたり、アクティブな体験をするなど、多様性が広まっています。高齢化社会は旅行業界にとって逆風といわれていますが、年齢を重ねても行くことができ、楽しめる旅を企画することで、新たなニーズを掘り起こすことができます。
また、若い人のパッケージツアー離れがいわれていますが、若い人の旅への欲求を喚起するようなツアーを提案できればニーズは減らないか、むしろ増えていくことも考えられます。世界はもちろん、日本の中にも未開拓なフィールドはまだまだありますので、ビジネスチャンスはいくらでもあると考えています。私たちの企業理念である、「安心と品質のいい旅、あたらしい旅。」を、これからも作り続ける会社でありたいと願っています。

INTERVIEW 02

私のキャリア

大学時代は、どういった学生でしたか?

アメリカに憧れ、
アルバイトと海外旅行に明け暮れる

学業については、興味をもって取り組むものと、単位のために履修するものとの差が極端で、成績は優か可にきれいに別れていました(笑)。学業以外で精力を注いだのが海外旅行です。きっかけは小学生時代に「アメリカ横断ウルトラクイズ」というテレビ番組を見たことです。最後の決勝戦の舞台ニューヨークに強い憧れを持ち、私もニューヨークに行くことを夢見て、旅行資金稼ぎのアルバイトに明け暮れました。
大学1年の時、最初の海外旅行でサイパンに行きました。というのも、サイパンはアメリカ文化に触れられる最も近い場所だったからです。3年の時には1人で念願のアメリカに3週間の旅に出ました。サンフランシスコから入ってラスベガス、グランドキャニオンを通ってニューヨークまで行き、最後はロサンゼルスに立ち寄りました。
なかでも、憧れのニューヨークは別格でした。貧乏旅行で食事はハンバーガーなどのファストフードばかりでしたが、ブロードウエイで「ブラック&ブルー」などのミュージカルを観たり、メジャーリーグも観戦しました。街の観光だけではなく、あちこちを歩き周るだけでも心が躍りました。以後も、アメリカへの思いは増すばかりで、大学4年時には、ニューヨークシティマラソンに参加するなど、本場のアメリカにどっぷりと浸る旅をしていました。

ところで、ご自身の就職活動は?

旅行業界に絞る

なんとしても旅に関わる仕事がしたいと考えた私は、在学中から、伊丹空港でお客さまを送り出すセンディングという仕事のアルバイトをしていました。お客さまに航空券や搭乗券を渡して、「行ってらっしゃいませ」と送り出すのですが、旅の仕事の一端に関われたということだけでわくわくする毎日でした。当然ながら就職活動は、旅行業界に絞りました。当時はバブル直後でしたが、比較的のんびりした空気も残っていたように思います。4年生のゴールデンウィークあたりから活動を始め、6月には決まっていたと記憶しています。

入社を決断した理由は何でしょうか?

ここならできる

幸いにも、幾つかの旅行会社から内定をいただくことができました。大手旅行会社からも内定をいただきましたが、その会社は同期入社が数百名もいました。片やジャルパックは20数名です。これでは入社後の社員一人あたりの期待と重みが断然違うのではと、学生ながら考えました。JALブランドでありながら、企業規模がちょうどいいジャルパックなら、自分がやりたい旅行の仕事が存分にできるのではと思ったことが、入社の決め手でした。

では入社後、若手時代の仕事ぶりはいかがでしたか?

厳しくも、
得たものが大きい添乗員の体験

この会社に入った大きな理由の一つは、お客さまをお連れして、世界を駆け回る添乗員の仕事で活躍したい、と思ったことでした。しかし、実際にやってみると、想像以上に大変な仕事であることが分かりました。現場では、ジャルパックを代表する社員として、お客さまの前に立つことになります。お客さまが笑顔で満足して旅を終えることができるように、様々な局面に対処する必要があり、常に責任感とプレッシャーを感じていました。それでも、旅の現場を身を持って体感できたことで、お客さまが何を求めていらっしゃるのかといった、お客さまの気持ちを肌で感じることができたことは、かけがえのない体験でした。この経験により、自分たちの商品内容がわかり、以降の仕事でも、商品について自信を持って具体的に説明できるようになりました。当時は今と違って残業も多い時代でしたが、苦に思うこともなく、楽しんで仕事をしていました。

上司や先輩からは、どのようなことを学びましたか?

感謝の気持ちとチームワークの尊さ

若いころから上司や先輩に裁量を与えていただき、そのおかげで成長できたと思います。添乗員時代に先輩に言われて印象に残っているのは、「添乗するツアーの一本一本を大切に」という言葉です。さらに、「お客さまからの『ありがとう』の言葉は、お前だけではなく、その旅行の企画、手配、販売に関わったすべてのスタッフに向けられていることを忘れるな」という教えは、今も心に刻まれています。以来、すべてのスタッフに対して感謝の気持ちを忘れず、チームとして連帯感を意識しながら仕事をするようになりました。

仕事で記憶に残るエピソードはありますか?

数々のヒット商品を企画

添乗員時代はいろいろな出来事があり、思い出を挙げたらきりがありません。一つは、ヨーロッパでお客さまが突然、倒れられたときのことです。万が一のことを考えた私は、ツアーはガイドに任せてそのお客さまの対応に専念しました。現地の医師と、医学用語を辞書で引きながら慣れない英語で身振り手振り会話しました。幸い現地スタッフの協力もあり、最終的には飛行機の真下まで救急車で搬送し、ご帰国いただきました。その後、一命を取りとめられたことがわかり、ほっと胸をなでおろしました。
企画の部署では、当時はポピュラーだった、ロンドン・パリ・ローマを周遊するツアーを造成したのですが、これが大ヒットして、毎週3回、観光バス4~5台を連ねるベストセラー商品になりました。この時の忙しさと充足感は、今でも鮮明に覚えています。
また、当時はまだ注目されていなかったフランスのモン・サン・ミッシェルや、イタリアのカプリ島の青の洞窟などの新しい素材を徹底的にツアーに組み込む企画を提案し、ヒット商品が多数生まれたこともありました。
さらに、現在でもベストセラーとなっている比較的安価なツアーを、仲間たちと妥協なく突き詰めて作り上げたことは忘れられません。

INTERVIEW 03

人材論

社員を見て、良い点はどのようなところですか?

謙虚に耳を傾け、吸収し、成長する

当社には、若い社員に仕事を任せる企業風土があり、誰もが自分が抱いた思いにチャレンジできる環境の中で、伸び伸びと仕事をしています。また総じて、社員は素直で、謙虚に先輩の言うことに耳を傾け、それを吸収して成長している人が多いと感じています。逆に、周りを見ず自分の主張ばかりこだわり、人の話を聞けない人は成長できていないと思います。私が先輩から学んだ通りで、旅行商品はすべての社員が造るものだからです。

優秀な人財とは、どのようなタイプでしょうか?

情熱だけでなく、ロジカルに考え、
人とスムーズに話せる資質

旅行業界では、「旅が好き」という人がほとんどです。しかし、旅が好きという情熱だけではいい仕事をすることはできません。私が優秀だと思う人財は、まずコミュニケーション能力。旅行に関わる仕事は社内やグループ会社、国内外の提携先などと折衝する機会が非常に多くなります。相手の意図をくみ取って、スムーズに話せる資質があると、仕事も円滑に運びます。もう一つは数字に強いこと。さまざまな数字から状況を判断し、ビジネスに生かすことができる人です。そして、それらの客観的な要素からロジカルに物事を考えられる人がいいですね。

これから時代に求められる人財・組織とは?

多様な人財が活躍できる組織に

旅行業界もネットの台頭やニーズの変化など、変革の時代を迎えています。その変化に対応するためには、多様な人財が必要になってくると考えています。例えば、当社には文系出身者が多いのですが、今後は、より分析力やよりロジカルシンキングに長けた理系専攻の方に、大いに活躍の舞台があると考えます。また変革する時代だからこそ、ジャルパックも変わることが重要です。とりわけ管理職への女性人財の登用や、外国籍人財の採用強化など、組織として下から上、右から左まで、社員の多様性を増すくことで、変化に柔軟に対応できる会社にしていきたいと思っています。

応募者の方へメッセージをお願いします。

まず行動し、引き出しを増やし、
経験を糧に未来を切り拓いてほしい

若い人にお願いしたいのは、考えることも大切ですが、先ず、たくさん行動してみることです。私も高校生の頃、沢木耕太郎の『深夜特急』や、五木寛之の『青年は荒野をめざす』などの小説に感銘を受け、旅に出ようと決意し、大学時代にはいろいろな海外旅行に出かけました。感受性がフレッシュな若い頃の旅は、特別な感慨と旅の喜びを与えてくれ、その後の人生の基盤となっていきます。何事も動いてみないと見えない、分からないことがあります。皆さんも、旅に限らず、とにかく動いてみて、その中から何かをつかみ、自分の未来を切り拓いていってほしいと思います。
また社会に出ると、様々な人と出会うことで、付き合いの幅がぐっと広がっていきます。親くらい歳の差がある年輩の方と仕事をしたり、話す機会も多くあります。そのためには、話の引き出しを増やしていくことが大切です。私も学生時代に、もっとたくさんの本を読み、映画を見ておけば良かったと、今さらながらに思っています。学生時代だからこそできる様々な体験を積み重ねることで、将来にわたり語れることが必ず増えていきます。
最後に。未来は若者が切り拓いていくものです。失敗など恐れず、前向きな行動をされてください。そして私たちと一緒に、ぜひ、ジャルパックらしい「いい旅」をつくりましょう。皆さんとお会いできることを、心より楽しみにお待ちしています。

PROFILE
KENJI SUZUKI

総務部 部長

鈴木 健司

生年月日
1969年5月15日
出身地
滋賀県大津市生まれ 大阪府大阪市育ち
入社年
1992年
入社後の略歴
1992年〜 海外ツアー添乗員
1993年〜 ヨーロッパ方面オペレーション
1999年〜 ヨーロッパ方面仕入企画
2012年〜 海外ツアーコールセンター
2015年〜 人事総務部
2018年〜 現職
ジャルパックの
好きなところ
社員全員の顔と名前がわかる適度な企業規模と比較的自由な企業風土
私の性格
ゆるく真面目
趣味
ドライブ、温泉巡り、登山、サッカー観戦
好きな映画
ブルースリーの『燃えよドラゴン』が好きで、舞台となった香港に行きました。もう一本は『ゴッドファーザー』。こちらもいつかシチリア島のコルネオーネ村を訪ねてみたいと思っています。
もし3カ月
休みが取れたら
長期間のクルーズ船で、カリブ海や世界一周の旅をのんびりとしてみたいですね。