求める人財像 ─ 人事総務部長は語る

栗田 甲一郎
多様な業務経験が複眼的思考を養い、必ず次の仕事につながる
 私は入社以来、立ち位置の異なる部署をいくつも経験してきました。
そのたびに、新たな仕事を覚えなければならず、それなりに苦労もしましたが、今振り返ってみればそれがよかったのだと感じています。
 1990年、旅行開発(現:ジャルパック)に入社して最初に配属されたツアーコンダクター課で、海外ツアーの添乗員を担当しました。海外勤務のチャンスがありそうだ、と同社への就職を希望していた私にとっては願ってもない配属でした。しかし、月の半分を海外で過ごす環境は華やかで聞こえは良いものの仕事は辛いことも多く、お客さまのご要望に応えるため必死な毎日でした。

 その後、大阪支店にて1年間ほど予約センターの担当を経てから異動した先が、旅行取扱店へのセールス部門でした。同期が企画したツアーが店頭に並んでいるのを見ると、本社で同期はスゴイ仕事をしているなと多少の焦りを感じたものです。その様な気持ちやセールス業務自体の面白さを覚え、セールス業務へ前のめりで取り組んだおかげで結果を出せましたし、旅行取扱店が何を求めているのか理解できたように思います。

 ツアーコンダクター業務と予約センターでお客様や取引先のニーズに触れ、セールスで売り手の心理を多少なりとも理解できたことが、次に異動したパッケージツアーの企画業務で活きました。担当は、売上の3割近くを占めるハワイ方面だったため、ミスは許されないというプレッシャーを感じつつではありましたが、ツアーを買う側・販売する側の視点が分かっていたおかげで、大胆な提案も自信を持って行うことができました。
 何事にも大切なのは、お客さまや取引先からの視点であり、そんなことを分からせてくれたのも、立ち位置の異なる部門での経験だったように思います。

 その後異動した経営企画もハワイ駐在においても得るものは大きく、現職のさまざまな場面で活きています。そのことを実感するたびに、会社が与える役割、仕事には意味があり、そこで腰をすえて目の前の仕事に打ち込むことによって、自分の中に有用な引き出しが増えていくのだと痛感しています。この様な考えのもと、入社後は、複数領域での仕事を計画的に経験していただこうと思っています。
自ら創造・変革し行動できる若者を求む。そして仕事を楽しみ、お客さまに楽しみを提供できる人財に
 今後、当社を取り巻く事業環境は、決して楽観できるものではありません。日本経済の成長は鈍化しています。航空業界に目を転じれば、格安航空会社(LCC)の参入やエアラインの直販拡大、オンライントラベルエージェントの台頭など、競争激化は自明のことといえます。

 そのような中、さらなる成長を遂げていくためには、お客さまから選ばれるに値する魅力を備えた旅を次々と企画していくことが絶対条件になります。選ばれるツアーとは、品質はもちろんのこと、お客さまが楽しめる商品、ワクワクする商品です。最近では、人気の高い羽田空港の整備工場見学がセットになったツアーや、ハワイ・ファミリージェットなど、JALグループならではのユニークな企画が各方面からの話題を集めました。
 こうした例に見られるように、社員一人ひとりが持ちうる創造力を最大限発揮し、そのすべてを結集していけば仕事はどんどん面白くなっていくでしょう。社員同士が互いに意見を出し合い、練り上げ、形にしていける余地は無限にあると言ってよいでしょう。

 だからこそ、これから入社してくる人財には、自ら考え、自分の意見を持ち、それを発信し、かつ行動していける力を求めています。若いうちであれば、巧みではあるが遅いより、失敗してもいいからスピーディーに前進していく推進力に長けた人であってほしいと思っています。この姿勢さえあれば、どのような業務に就いても必ず何かをつかめるはずですし、自分の中に経験に基づく引き出しを増やしていくことができます。そして、この引き出しを数多く身に付けることが、仕事人としての幅を広げることになり、さらに仕事を面白いものにしてくれます。そうして自分が仕事を楽しめれば、必ずやお客さまにも楽しさを提供できるようになるはずです。

 入社後活躍できるフィールドは多々あります。若いうちから責任ある職務を任されることも少なくないと思います。この環境を楽しめる人財と、ジャルパックの未来を共に築いていきたいと願っています。
JALグループの求める人財像
■感謝の心をもって、謙虚に学ぶ
感謝の気持ちを常に持ち、世の中すべてから謙虚に学び、自己成長できる人財
■果敢に挑戦し、最後までやり遂げる
失敗を恐れず常に新しい事に挑戦し、人任せにすることなく最後までやり遂げる人財
■プロ意識をもつ
自分の仕事に誇りと責任を持ち、地道に自分の専門を極める人財
■採算意識をもつ
JALグループが社会から必要とされ、永続的に発展する為に、強い採算意識を持つ人財
■多文化を尊重し、適応する
世界の多様な文化へ積極的に触れ合い、異なる文化・価値観を尊重できる人財
■仲間と共に働く
仲間と共に働き、仲間のために頑張ることに誇りと喜びを感じられる人財
■お客さまに心を尽くす
全てのお客さまに、感謝の気持ちを形にしてお返しすることができる人財
ジャルパックの求める人財像
■自ら創造・変革し行動できる人財

このページの先頭へ