私の歩んだキャリア

経験によって学ぶ相手への「配慮」と、子どもを持つことでわかる「悩み」と「楽しさ」。
小山佑紀Yuki Koyama
2007年入社
Career Path
  • ① 2007年4月~2007年12月
    ツアー管理部 業務グループ
  • ② 2007年12月~2010年5月
    ツアー管理部 西日本グループ
  • ③ 2010年5月~2014年12月
    国内仕入部 東日本グループ
  • ④ 2016年11月~現在
    国内仕入部 東日本グループ
キャリア10年の女性社員の登場です。
複数部署を経験することで、キャリアや経験、業務内容はどのように活かされ、進化しているのでしょうか。
また、子育て中のママでもあります。とりわけ、女子学生の皆さまにとって、その働き方・考え方が参考になればと思います。
Q1.現在の仕事内容は?
「JALeエントリーシステム」の取扱
当社と宿泊施設様、双方で利用する「JALeエントリーシステム」を主に扱っています。仕入の依頼、回答、在庫の管理、ダイナミックパッケージ(DP)のプラン登録などを行うシステムで、こちらの登録情報の変更を確認したり、各施設様の在庫状況をチェックしたりしています。このシステムに関する問い合わせ窓口である業務委託会社からの問い合わせに対応し、引き継ぎ事項がある場合は、各方面の仕入担当者へ伝えます。
また、ダイナミックパッケージ、イージーホテルは対象のプランをご利用いただくとマイルが溜まるのですが、どのお客さまへ何マイル積算するかリストを作成し、毎月1回マイレージ事業部へ積算を依頼する作業や、会議用の資料の取りまとめなど、業務は多岐に渡ります。仕入の裏方的な仕事が多いでしょうか。
Q2.入社後の各部署で、どういった仕事をしてきたのですか?
●1番目のキャリア(2007年4月~2007年12月)
ツアー管理部 業務グループ
Q.具体的な仕事内容と、やりがいは?
予約部署などからの問合せ対応
予約部署や旅行会社様とやりとりをする部署からの問合せを受けていました。問合せは商品に関することが主で、例えばこの宿泊ポイントは対象になるか、パンフレットに載っている飛行機の便が予約システムには出てこないなど様々なものがありました。自分の部署で解決できない場合は、企画担当や仕入担当に確認を取り、登録に誤りがあればその対応をします。
また、悪天候等で飛行機や宿泊施設をご利用いただけなかったお客さまへの一部ご返金対応も行っていました。
Q.仕事の苦労と、その乗り越え方について
一つひとつの知識の積み重ねが自信に
問合せをしてくるベテランの方々に対し、受ける私は新入社員。圧倒的に知識量がなく、初めの頃は略語や専門用語がわからず問合せの内容も理解できないことがほとんどでした。その度に周りの先輩方にフォローいただき、しっかり教育していただいたおかげで、徐々に自分だけで解決できることが出てきました。そうした一つひとつが少しずつ自信につながっていきました。同じ部署に同期がたくさんいて、みんなで助け合えたのもよかったです。
●2番目のキャリア(2007年12月~2010年5月)
ツアー管理部 西日本グループ
Q.具体的な仕事内容は?
宿泊・観光の手配業務
宿泊や観光の手配業務をしていました。取り消し待ちをしているお客さまがいらっしゃる宿泊施設様に、お部屋を追加でご提供いただけるようお願いをして、予約を成立させます。施設様からお預かりしている客室の増室・減室依頼の処理をしたり、お客さまに関するお問い合わせも受けていました。各地で行われる取引様向けの商品説明会に出席するため、出張もありました。多くの宿泊施設様の前で手配方法について説明したことは、いい経験になりました。
もう1つの大きな業務は、ご旅行中のお客さまからの緊急連絡先の電話対応です。飛行機が欠航になったのでどうすればよいか、飛行機に乗り遅れそう、予約しているはずのものが手配されていないといった緊迫した状況での入電が多く大変でした。
Q.前部署での仕事がどのように活かされたのでしょうか?
全国の施設名をある程度把握した経験など、事前に経験した業務は必ず活きる
全く馴染みのない施設様だと電話に出て施設名を聞き取るのもひと苦労です。前部署の業務チームで、全国の商品に触れ、商品ラインナップや設定施設などをある程度把握した上で業務にあたれたのは良かったです。また、一部返金対応を経験していたので、お客さまからお問い合わせがあった際にも、その場でお答えすることができました。
Q.仕事のやりがいと苦労、その乗り越え方について
1分1秒の対応が勝負。お客さまから学び、お客さまの気持ちになって対応を
緊急連絡先はお客さまからお怒りの声を頂戴することも多く、電話が鳴り止まなくなる台風の日などは本当に憂鬱でした。せっかくのご旅行中にお客様をお待たせすることはできませんので、ご案内には1分1秒を争います。かつ、自分の間違った一言でさらなる問題を引き起こす可能性もあり、対応にはとても気を遣いました。
お客さまのご希望に添えないこともありましたが、そのような場合は特にお客さまのご意見を真摯に伺うよう努めました。CS(Customer Satisfaction)推進部からの報告書などから、お客さまがどのようなことに不満を持たれるのか学び、お客さま目線を忘れぬよう心掛けていました。
●3番目のキャリア(2010年5月~2014年12月)
国内仕入部 東日本グループ
Q.具体的な仕事内容は?
宿泊施設の仕入れ
関東の宿泊施設の仕入をしていました。旅行商品に設定する施設様を企画担当と相談して決め、宿泊施設様にお部屋のご提供、料金のご提示、特典提供等を交渉します。そこで決まった内容をシステムに登録し、無事商品が発売された後はパンフレットを施設様に送付したり、実績を取って今後の対策を練ったりしていました。
メイン商品の発売は年2回あり、それに向けて大きな繁忙期を迎えます。商品制作の締切に間に合うよう、回答書などの準備、依頼、回答確認、交渉、登録を進めていきます。主にやりとりするのは宿泊施設の営業担当の方で、1日に何件も打ち合わせが入ることもあります。
少し落ち着いている時期には視察に出ていました。パンフレットの写真だけではわからない、周辺環境や安全面、ホテルの雰囲気など実際に訪問することでわかることがたくさんあり、いい気分転換にもなりました。
Q.前部署での仕事が、どのように活かされていますか?
経験するからこそわかる大変さに配慮を
2番目のツアー管理部では、商品登録に誤りがあった際の対応をしていたのですが、その大変さがわかっているので、誤登録には細心の注意を払っていました。宿泊施設様からお預かりしている客室の増室・返室をやっていたので、仕入担当になってからも積極的にお部屋を増やしていただけるよう依頼することができました。
Q.仕事のやりがいと苦労、その乗り越え方について
何度も辞めようと。そのたびに、自分を奮い立たせて
業務量が多く、連日の残業や休日出勤に疲れ果て、辞めたいと思うことが何度もありました。そんな時はこんな大きな仕事を任せてもらっているのだから頑張ろう!と自分を奮い立たせました。実際、まだまだ下っ端の私にかなりの決定権を与えていただいていましたし、取引先様にジャルパックの担当として認識していただけることは自信ややる気につながりました。双方の集客を増やすために取引先様と仕掛けたことが、結果に表れるのは嬉しかったです。頼りになる先輩方や、一緒に頑張る同僚が大きな心の支えでした。
●4番目のキャリア(2016年11月~現在)
国内仕入部 東日本グループ
Q.具体的な仕事内容は?
「JALeエントリーシステム」
当社と宿泊施設様、双方で利用する「JALeエントリーシステム」を扱っています。仕入の依頼、回答、在庫の管理、ダイナミックパッケージ(DP)のプラン登録などを行うシステムで、こちらの登録情報の変更を確認したり、各施設様の在庫状況をチェックしたりしています。
Q.前部署での仕事が、どのように活かされていますか?
多忙な前部署の負担軽減に努める
各方面の仕入担当の方々に仕事の依頼をすることが多いのですが、仕入担当の忙しさがわかっているので出来るだけ負担にならないよう気を付けています。
Q.仕事のやりがいと苦労、その乗り越え方について
育休復帰後のシステムの進化に驚く
育休中にシステムが進化していて、復帰して驚きました。まずはそれに追いつくのに必死になっています。本来一番理解していなければいけない立場なので、もっと勉強しなければと思っています。あとは使用しているシステムの改修に関することなど、システム関係の話も多く、今まであまり関わりのなかった部分なので、そういう分野の知識も深めたいと思っています。全てにおいてまだ勉強中の身なので、やりがいや苦労を感じるのはこれからです。
Q3.これまでの仕事で、最大の危機は何ですか?
間違いではない。しかし、もっと良い方法があったのではと反省。
2番目のキャリアのツアー管理部で、緊急連絡先の対応をしていたときのことです。その日は悪天候で欠航が相次ぎ、電話もひっきりなしにかかってきていました。私が受けたのは、受験のために東京に向かうご家族。搭乗予定の飛行機が欠航になり、焦っていらっしゃいました。なるべく早い代替便を押さえようと努めましたが、全国各地で残り少ない座席を取り合っている状況で、結局、その日の飛行機は確保できませんでした。
受験前に余計なご心配はかけたくない、なんとかお力になりたいと思いましたが、お怒りのお客さまにお詫びすることしかできず、申し訳ない気持ちで一杯になりました。その時は「ご用意できなかった」というご案内しかできませんでしたが、少しでもご心配を軽くできるようなお声掛けができればよかったと反省しました。間違ったことをしたわけではないですが、お客さま対応の難しさを再認識した出来事です。
Q4.これまでの仕事で、最も印象に残ることは何ですか?
「商品説明会」での発表体験が、自信につながる
入社2、3年目の頃、商品説明会で取引先様に向けて発表をしたことが印象に残っています。商品説明会は宿泊施設様や観光施設様に向けて、企画担当や仕入担当から新商品についての説明等を行う場です。私は手配部署担当として、弊社から宿泊施設様へ流す予約通知の見方などについてお話ししました。
普段そんなに大勢の方の前でお話しする機会がないので、いざ檀上に上ると緊張しましたが、終了後はたくさんの取引先様が「わかりやすかった」などと声を掛けてくださり、資料作成から頑張った甲斐がありました。発表自体も楽しい経験でしたし、後日同じく説明会に参加していた別部署の方が私の発表について誉めて下さったと聞き、それまで仕事でそのような評価をいただいたことがなかったので、とても嬉しかったことを覚えています。部署の代表として経験の浅い私を出張に出していただいたことに感謝していますし、貴重な経験となりました。
Q5.子どもを持つ前・後で、仕事に対する意識や働き方は、どのよう変わりましたか?
家族優先で、周囲の助けを得ながら最短ルートでスピード感のある仕事を
今は時短勤務をさせていただいているので、常に時間を意識して働くようになりました。産休前は連日の残業や休日出勤を伴う業務量の多さだったので、最後まで諦めない粘り強さが必要でしたが、現在はその日中に終わらせなければならない業務も多く、スピード感を意識した働き方をしています。
これまで私は、なるべく自分で調べて簡単に質問しないことをよしとしていましたが、今はやみくもに自分一人で考え込むよりは、解決までの最短ルートを探るよう心掛けるようになりました。
その日予定していた業務が終わらなかった場合や、急遽お休みしてしまう時などは自分がその時に抱えている業務を周囲の方々と共有し、仕事に穴が開かないように気を付けています。
また、関東仕入担当だった頃は多少のプライベートを削ってでも責任を持って仕事を終わらせる使命感がありましたが、今は何より家族が優先と考えています。同僚の方には申し訳ないのですが…。
Q6.子育てをしながら働くことの苦労は、どういったことですか?
子どもと接する時間の少なさに、葛藤を覚える日々
苦労とは違うかもしれませんが、まだ小さい我が子と離れてまで仕事をすべきか、日々葛藤していて悩ましく思うことがあります。
平日は時間のゆとりがなく、子どもとゆっくり向き合う時間がなかなか取れません。朝、出勤前にもっと遊びたそうな子どもに満足に付き合ってあげられない時、淋しそうな顔の子どもに「行ってきます」を言う時、胸が痛みます。その分、休日はできるだけ家族全員で過ごすように心がけています。
また、子どもの体調不良など突発で休んでしまうことも多く、同僚の皆様には申し訳ないと思っているのですが、皆さんに本当に優しくフォローしていただいており感謝しています。
Q7.子育てしながら働くことにおいて、
会社に望むことはありますか?
時短勤務の対象年齢が引き上がれば、より働きやすくなると思います。
できれば、時短勤務の対象年齢をもう少し引き上げて頂ければと思います。今は勤務時間帯の変更などもできるので、以前に比べ大分働きやすくなったと思います。ただ、時短勤務の今でも、できればもっと早く子どもを寝かせたいと思っているので、3歳になって今よりも帰宅時間が遅くなってしまうのは厳しいと感じています。
私が育休中にも制度面ではいろいろと改善され、多様な働き方ができるようになったので、今後に期待しています。
Q8.学生の皆さんに、仕事や働くことについて
アドバイスをお願いします。
仕事に好きな部分を見出せれば、それが心の支えに
仕事は人生のすべてではないですが、1日の内の多くの時間を費やすことになります。だからこそ、ただお金を稼ぐ手段ではなく、少しでも仕事に好きな部分を見出せるとといいと思います。私は今の仕事は、旅行を通じて人々に楽しさや幸せをご提供できるところが気に入っています。決して日常の業務で実感しているわけではないのですが、ふと立ち止まった時に「なんだ、いい仕事じゃん」って思えるのが、心の支えになっています。
Q9.これまでのご自身のキャリアを振り返って、
感想はいかがですか?
育児休業後にふと、仕事の楽しさに気付く
育児休業後、約2年ぶりに職場に戻ってきて、以前はただの日常だった会議に出ていたとき、ふと「あ、仕事って楽しい」って思いました。産休前は忙しさに疲れて仕事を辞めたい気持ちも強かったですが、今思い出すとなぜかその頃の楽しかったことばかりが思い出されます。仕事復帰が決まり、以前と同じ部署に戻ることを親に伝えたところ「楽しいけど忙しいところね」と言われました。あまり仕事の話はしていませんでしたが、周りから見ても楽しそうに見えていたのだな、と驚きました。任されている仕事が大きい分、やりがいも感じていたのでしょう。そういえば学生時代は、やるからにはバリバリ働きたいと思って就職活動をしていました。
また、周りの方々に恵まれていたことを改めて感じました。多少仕事が辛くても職場が楽しかったので救われていました!
今後は子育てを優先していきたいと考えているので、どのように働いていくべきか自分でもまだ模索中ですが、復帰直後の新鮮な気持ちを忘れずにいたいと思います。
家族構成
夫、長女2歳
趣味・余暇の過ごし方
もっぱら家族で外出。育休中に学生時代にやっていたコーラスに再チャレンジ。昔の仲間と過ごす時間はとても楽しいです。
Off Shot
  • 少し遠出をしてイルミネーションを見に行きました。子どもが喜びそうな計画を立てるのが楽しみです。
「私の仕事モチベーション曲線」
  • ① 2007年 100点
    ジャルパック入社/やるからにはバリバリ働きたいと思っていた。
  • ② 2007年 50点
    ツアー管理部西日本グループに異動/緊急連絡先の電話を取ることになり緊張&憂鬱。
  • ③ 2009年 80点
    仕事がのってくる/先輩方が仲良くしてくださって楽しい日々。
  • ④ 2010年 90点
    仕入部に異動/今までと全く違う部署への異動は不安だけれど、新しい分野にわくわく。
  • ⑤ 2011年 70点
    結婚/これで仕事辞めても平気かな、っと。(笑)
  • ⑥ 2013年 40点
    多忙が続く/終電続きの日々に疲れ果て、仕事を辞めたいと夫に訴える。
  • ⑦ 2014年 60点
    妊娠。軽いながらもつわりで不調/仕事量も大分減らしてもらい、周りの人々の優しさに甘える日々。産休が楽しみ!!
  • ⑧ 2015年 0点
    出産/子どもとべったりの日々が楽しく、新しい習い事を始めたり、友達に会ったり、育休を満喫。仕事のことは綺麗さっぱり忘れ去った。
  • ⑨ 2016年 50点
    保育園落選/職場復帰しなくていいことにほっとしつつも、働けないとなると仕事が少し恋しくなったり。
  • ⑩ 2016年 30点
    保育園の途中入園、仕事復帰決定/子育て、家事と仕事を両立できるか不安。子どもと離れるのも淋しい。
  • ⑪ 2017年 60点
    職場復帰/久し振りの仕事や一人の時間は新鮮で、これはこれで楽しい。バタバタだけど子どもに癒される日々。
Other Career

このページの先頭へ